衝撃の罠——そして家族が増えました【推しぬい#7】
随分お久しぶりです。
夏をなんとか乗り越え、そしてザファ終映。
浴衣を作ったりもしていたのですが、何かと忙しく書く時間が取れませんでした。
さて、これまで紹介してきた推しぬいですが、彼らは書籍で中サイズとなっています。
あちこち連れて行ったりしているのですがやはり少しかさばるので、当初から作りたかった小サイズにようやく着手しました。
顔は中サイズを作ったときのが残ってたので、それを60%コピーしました。
少しだけミッチーの眉毛を凛々しくし、目の刺繍を変えてます。
あとメインの刺繍糸は黒ではなく、X(Twitter)で教えて頂いたコスモ25番刺繍糸の603番(濃い焦げ茶)にしました。肌なじみがいいということでね。
刺繍シートは100均のがめちゃくちゃ刺しにくかったので、コスモの「水に溶ける図案転写シール スマ・プリ」を買いました。A4サイズ2シートで900円台。中サイズよりさらに細かく刺さないといけないので、精度高めるためにね。
高いけどさすがいい商品です。全く抵抗なく刺すことができるし、水に通すと全く残らない。
もうボディを縫い合わせるのも手慣れたもんですよ。小さいとはいえ一回やってるからね。
綿を入れる前に、骨格パーツ「ぬいスケルトン」を入れたいなと思って買ってくると、
衝撃の事実!!
ぬい小にスケルトンを入れる時は、背中の型紙を書籍のものではなく、スケルトンの説明書に記載されている型紙を使用してくださいとのこと……
ぅおいマジかよ!!(怒)
書籍記載の型紙ではスケルトンが入らない!
そりゃね…書籍には中と大にスケルトンを入れる例しか紹介しかされておらず。
小にスケルトンを入れるのは、書籍制作段階では想定されてなかったのかも知れません。
ですが、こちらは店で大中小いずれものスケルトンが売られてるの見てますしね。
Xのアカウントで頻繁にアナウンスしてもらえたらありがたかったんだけどな~。
小に骨入れる人少ないんだろうか?問い合わせとかないのかな?
もう少し早く知りたかったよね~。
という愚痴を1時間以上も自分のスマホのボイスメモに録音しながら作業しました。
怖いでしょ。吐き出したかったんよ笑
一旦縫い合わせたものを切り開くのは、本当に気力がいる。
ミッチーは後頭部から首の後ろ、肩の稜線にかけてを切り開きました。
ところが、問題は流川。襟足があるので後頭部から切り開くことはできません。
横顔から肩の稜線にかけてを切り開き、骨と綿を詰めます。
綿詰めは相変わらず難しい……うまくバランスが取れません。
もう私にはこれ以上よくすることが難しい……というところで、切り開いたところをコの字綴じしました。
これまた流川は髪のピョンピョン(頭頂部から耳後ろにかけてのたてがみ部分)があるからさあ。そこまで開かないと骨が入らなかったんだけど、めっちゃ苦労してミシンかけたのに、結局ほどいて手縫いですよ。
よく心折らずにやったよね私。(ボイスメモにした愚痴をまたここに書いてる笑)
切り開きからここまでだけで(裁断や縫い合わせる時間は除く)、2体で5時間くらいかかってます。エグし。
前髪をグルーガンで貼り付け、バランスよくなるよう散髪します。
ぬい小を作るうえで感じたことをまとめます。
- ぬいクロス(ナイレックス等)はクロスボアより薄いため、綿にごみが付いていると表に透けて見えてしまう(刺繍の裏側も同様)
- きっちり出来上がり線を引いて正確に縫わないと、片腕・片足だけ細くなってしまったりする
- 書籍に載っていないものをコピーする場合、中サイズの60%にする
- ス ケ ル ト ン を 入 れ る か ど う か は 裁 断 前 に 決 め ろ !
さてこれから冬に向かいます。
この子たちの服もどうにかしないといけませんが、今は中サイズのニット帽を編みかけてます。うまくできたらお見せします。
それではまた…